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埼玉県さいたま市某マンション
施工インタビューinterview
埼玉県さいたま市某マンション
(インタビュー: 管理組合 金谷 様)- 大改修工事を行わないといけないと思った時期ときっかけはどのようでしたか?
- 築10年を超えた時期、管理会社からのはたらきかけ。修繕の時期であるし、外壁タイルの剥落調査が求められている、と。
- 一般的には管理会社(理事会の推薦含む)が業者を数社選択して理事会(もしくは大改修委員会など有志)が絞り込んで管理会社主導での全体へのプレゼンを行う手法と思いますが、直接マンション組合が主導をとった理由はなんですか?
- 管理会社のグループ会社の施工会社Aの見積、および管理会社が取得した業者B,Cの見積が、組合としては許容できないほど高額だったため。
(A社の見積が、B社C社より微妙に安い価格に調整されていた(と思われた)点で、不審に感じた)
また、管理会社およびA社の言い値は世間相場よりも高いと感じたし、当方の建物の状態に対して、不要な工事項目を入れて価格が吊り上げられていることを疑ったため。
- 大改修の見積りを行う業者をどのように選定しましたか?
- インターネットで検索。Yahoo, google.関東で、できれば埼玉県内、手数料商売の大手でなく、自社施工ができる中規模・小規模の工事会社を主眼に。
- 20社くらい。
適切な知識や工事技術を持った施工会社は、15社中に1くらいしかない、との情報をもとに、20社くらいの見積を得れば1社か2社くらいは当たりの施工会社が含まれていることを期待した。
- 無足場工法を見積依頼対象にしたきっかけと共栄レジンを知ったきっかけは、なんですか?
- 仮設足場にかかる費用が、決して安いものではなかったことから。
足場自体には価値がないし、いわゆる「大規模修繕」の概念の根源となっており、さらには「せっかく足場を組むのだから」の理論で不要な工事を提案してくる会社が実際にあったので、その牽制の意味合いも含めた。
外装専科の会長さんの書籍はたいへん参考になった。
共栄レジン様の存在は、ホームページの検索でヒット、問い合わせフォームから見積依頼をお願いしたことが、おつきあいのはじまりでした。
当時のホームページからは、どのような範囲の施工ができるのかは読み取れなかったが、無足場での外壁のメンテナンスの経験とスキルがありそうということだけは理解できた。
- 非常にさまざまだった。
建物の現地調査のうえで、各社で必要と考える工事内容をご提案願う。というスタイルを取った。
(参考として金抜き見積は配布したが、いわゆるフルスペックなので、何を抜いて提案してくるかに注目していた)
足場で、フルスペックで、全部盛り、足場で、工事内容を少し絞ったもの、無足場でフルスペック、中程度、必要最小限、など実にさまざま。
概ね、工事内容の手厚さと金額は相関するが、管理会社の見積は特に高かった。フルスペックの全部盛りは、どうしても必要性が感じられず、割高感と不信感を得た。 見積額のうち、仮設足場が占める割合がどうしても高いため、無足場の優位は明確だった。
- 価格と仕事のスタイル。
ご提案内容は建物の状態と今後の維持を考えたものであると思えたし、価格を増すような不要な項目は含まれていないと感じることができた。
そのうえで、無足場による価格面のメリットを提示いただけたことによる。
今だに、無足場には理解を示さない業界関係者も多いらしい。 (足場と同じ作業は無足場では不能。とか、力をかけるときに足で踏ん張れないから仕上がりが良くないとか、ブランコに乗れる作業者は限られており、その人が広い作業領域をカバーしなければならないが、それができるブランコ乗りの職人は多くいないので、作業領域ごとに専門の職人を投入できる足場の方が品質が高い、などの否定的な意見の業界関係者も多かったし、監理の立場では、管理者が施工箇所を直接見ることができないので、無足場の施工会社は 手抜きができるからよくないとか (これは事実かもしれませんが)、まじめな顔で語る監理会社も多かった )
しかしこれらは、無足場を使う施工会社の熟練度と仕事の姿勢に依存するもの。
鍛えられ無足場を使いこなせる作業者が、手抜きを考えずに品質の高い仕事を成せるのであれば、無足場であることには何一つ問題はなく、足場を使わないというメリットが残るのみ。
組合の立場としては、鍛えられ無足場を使いこなして仕事ができるかと、品質を求める姿勢の会社であるかどうか、が関心ごとであり、それらは別件の工事(エントランスのボーダータイルの補修、4F出窓部の漏水補修)で既にわかっていたので、特に抵抗感なく決断に至れた。
- 生活への影響がほとんどなかった。無足場の利点と考える。
マニアックなまでに地味な作業と美しい仕上がり。すばらしかった。作業者に仕事を楽しむ雰囲気を感じた。あいさつ等、住人とのコミュニケーションでも好感を得ていた。商売っ気はもう少しあってもいいかも。
- 通りがかりに他所のマンションの修繕現場を定点観測しているのですが、足場を組んでネットで覆われているのを見ると、中の住人は相当なストレスをかかえながら、3-4ヶ月を暮らしているかと想像すると、我々はたいへん良い選択をしたと確信をもてます。
工事中の不自由はなかったし、バルコニーにおいて日当りや洗濯干しの制限がほとんどなかったので。
エントランスのホワイトボードの下の写真が好評でした。住人にとって、作業者の名前がわかるというのもよかったですが、事情を知る人によると、あのように写真を貼れること自体が稀有なことなのだとか。
(日替わりで日雇いのような形態や、単純で簡単な作業を外国人が担当する、のような事情で、とても写真を貼れるようなものではないし、貼りたくもない、と。)すばらしかったです。
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